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男性目線だからできることもある。働くママの声を届けながら、今できることをしていきたい【松本ゆうやさん ズボ連アンバサダー】

ズボ連アンバサダー インタビュー

ズボラ主婦連盟の活動に共感して、ご自身が活躍する場でズボ連の活動を広めてくださる
それがズボ連アンバサダーです。

ズボラって、怠けることではなくて
自分でできること、できないこと。したくないことをちゃんと決めて、家族と話す。
愛されズボラとして生きること。

どんな想いを持って活動されているのか
そしてズボ連のどんなところに共感しているのかなど
ズボラ主婦連盟浅倉とのインタビュー・対談でご紹介します。

* * * * * * *

今日は、松本ゆうやさん

松本ゆうやさん

Plofile 松本ゆうや さん (まつもとゆうや)

公認会計士でありながら、働くママの生き方について
トークショー「たんにしょう」プロデュース。
現在は働くママのメディア立ち上げ、
広告代理店としてマーケティングプラットホームとしても準備中。
インフルエンサーを育てるインフルエンサーの一面も持つ、多彩な活動を広げている

 

 

女性のコミュニティをまとめていく中で、
男性として関われることがあると気づきました

−松本さんは、男性アンバサダーさんなのですが
ズボ連のアンバサダーをお引き受けくださった理由を教えてください。

僕はいま、仕事とは別の個人的な活動で

【ソトママ】というコミュニティの立ち上げをしています。

社会に、そしてママたちに、

働くママの声を届けていきたいと思っていて

今、100団体集まることを目指して広めています。

 

 

きっかけは今年の2月〜4月、7つの働くママのコミュニティと一緒に

イベントをしたときに思ったことなんです。

たくさんのママと会う中で、

みんな悩みを抱えている。

がんばりすぎてい苦しいけれど、抜け出せない。

そんな印象を持ちました。

 

 

解決のためのカギは

女性が自分のブロック=気持ち的なハードルを変える

そして、働き方や生き方のスタンスを変えることが大事だなと思い

それが今の活動にもつながっています。

 

 

ズボ連のコンセプトを聞いたとき、

そこにダイレクトにアプローチしていて共感しました。

僕が関わることで、男性目線としても、こういうこともあるよね。

と伝えていきたいと思っています。

 

 

ー松本さんはどういった経緯で、働くママに興味を持たれたのですか?

僕はもともと公認会計士なのですが、

新宿三丁目で60席のお店も経営しています。

団体さん向けのイベントを専門にしている店です。

 

 

この店には、いろんなお客さんがいらっしゃるのですが

お客さんから相談された

働くママのための相談アプリを活性化しましょうという話から、

僕のママ向けの活動が始まりました。

 

 

ーたくさんの働くママと接していて、どんな悩みが多いですか?

そうですね。女性の細かな悩みがどうこうというよりは

ひとことで言うと、その原因を作っているのは、

男性の意識や職場の意識が大きいと思っています。

 

 

 

まわりに理解されない、あるいは理解されないと思っている方が多くて

女性の話を聞いていると

そう受け取ってしまう女性側の気持ちもある。

ということは

女性がそう思ってしまう空気が職場にある。ということなんですよね。

 

 

 

育休や時短勤務、子育ての中での早退など

「ルールとして」いいよと言われても、ルールとしてあっても、

「いや、まわりは結局ああいう人間関係だしな・・・」

「こう言ったら嫌がられるんじゃないかな・・・」

と感じてしまって、セーブしてしまう。

それが課題として大きいと思いました。

 

 

−なるほど。
周りを気にして女性が抱え込んじゃう?

 

そうです。
まわりに同じ境遇で相談できる人がいないのでそうなりやすい。

僕がお会いする働くママは、

だいたい職場に同じ境遇の人がいないんです。

これは誰に相談したらいいのだろう?って、

そこから始まります。

 

 

たとえ上司が、休んでいいと言っても、

職場のまわりの人に言うことができないという方が多い。

そうすると、だんだんいろんな思いが募って会社をやめてしまう

ということが起きているように思います。

 

 

ーわかります。自分が休んだりすることで
誰に迷惑がかかるのか見えちゃうんですよね。
そう思うと言いづらい。

 

そうですね。

で、

僕は公認会計士なので、

会社の仕組みを作る仕事もします。

 

制度を作ったりするわけですが

ただ、制度を作ることよりも運用のほうが大事だと思っていて

強制的にでも男性の役員に、率先して制度を利用してもらう。

特別休暇を無理やりにでも取ってもらうなどをしていかないと

職場の空気づくりは難しいな。と思っています。

 

 

 

なぜなら会社って男社会なんですよ。

上司の顔色をみんな伺う。

だから上司が休んでいないのに、

その下の自分が休みを取るってのは難しい。

 

 

そこで、まずは会社の上司が実践して、

「ああ、実際あの人も休みを取ったし、取れるんだ」と

その人の下で働く人たちに思ってもらうのが重要。

制度を導入した後の、そんな実際に動くところの働きかけまでを

ズボ連を通してできたらいいなと思っています。

 

 

女性の活躍の場を増やしていくには、
今、会社のなかで男性が変わっていくことが必要です

 

ーSDGsでみると、世界の女性役員率は20%を超えています。
でも日本は3.7%。
上司のなかに女性が一人もいないというのが、
そういう環境をもたらしているかと思っているのですが
どう思われますか?

 

ああ、僕はその考え方には懐疑的なんです。

 

女性の上司を増やしたら、という議論を

ただ、女性が占める数値を上げることとしてしまうことに懐疑的です。

 

 

会社って、誰を上司としていくのか=昇進させるかというと

やっぱり成果が必要というか、求められます。

現実的には多くの女性がその成果を出せていないという一面がある。

だから女性を役員にという数値上げることだけに注目していくと

結局は名目になってしまう。つまり制度がお飾りになるように感じています。

 

いずれは女性の管理職が増えたらいいと思うのですが、

実質的には男性役員がたくさんいる。それが現実です。

であれば、男性が先に休みを取って行動で示したらいいなと思っています。

 

ーまず出来ることはそうですね。
じゃあ、なぜ女性ができないかというと、
女性が家事・育児をやっていて、会社にいる時間が短い。
という考えもあります。

統計によると、女性の家事時間は平均1日2時間なんです。
もし、この家事・育児時間が減ってくると
会社にいる時間が増えて、変わってくるかなというのもあります。

 

ですね。

なので、そのためにはまず、男性が協力すべきなんですよ。

女性が活躍するチャンスが今、潰されている。

 

だからまず、会社の雰囲気を変えていかないと、と思います。

そうしないと、女性にもチャンスをと言っても

会社の人にはわかってもらえない。

成果が出せないでしょ。という話になってしまう。

顔色を伺ったり、気を遣って休めなかったり、

結局会社をやめてしまう。

 

 

だから女性が働きながら、子育てもしたい。

十分に働きやすい環境がほしいし、仕事をするチャンスも欲しいと言ったら

会社は、結果として人が足りない。とか

周りの人で埋め合わせて対応していくなど

なにか不利なことも被らないといけないけども

それを受け止めること、ここまでできるよというのを、

会社の姿勢として見せていく

というのが必要だと思っています。

 

 

松本さんの開いたイベントトークショーの一枚
女性が役員になることって?というスライドが残っています。

家庭内の悩みはお金。
パートで働くのは教育費のため!?

ー女性の、家庭内のお悩みは上がってきますか?

お金ですね。

子どもにかけたいお金って、男性と女性では違うな。と思っていて

男性は子育てや教育に関して無知で、あまり考えない。

 

一方で女性は

子どもにこういう習い事を、この年齢からさせたい。という願望がある。

必要かどうかでみると、いらないかもしれないけど

私の趣味としてやらせたい。

こういう子どもに育てたいという思いが強くあります。

 

 

そうした思いがあるんだけど

でも旦那に言いづらいからパートで稼いできたお金で

子どもに習い事をさせる。させたい。というような

教育に関するお金の課題を感じる人が多い。

 

 

僕から見たらそれは

お金を持っている、持っていないにかかわらず

使い方の問題なんです。

自由にお金をかけたいだけかけたいし、

自分が気に入ったものに対して投資したい。

そういう気持ちが強くある。

そういうママが働く理由は

教育費というのが多かった印象があります。

 

 

ーまさに私自身が留学やいろんな習い事をしてきたんですけど
全部母が出していました・笑

 

男子はね。放ったらかしでもいいじゃん

という意識がありますよね。

女性はよく考えているなと思います。

 

 

−ご自身の活動の中でズボラと関連するってどんなことですか。

まずは、共感してほしいな。というのがお母さんにはある。

だから、ゆるく集まっていく空気づくりがしたいです。

お金にはならないけど社会貢献的な意味合いもあります。

 

みんな集まってみよう。

こういう課題には、こうすればいいんだね、など

日常の生活を送っていると、多くのママのまわりには

働きながら子育てをする。という事例が少ないから

集まることで、似た環境にある人達同士で

情報交換でできたらいいな。と思っています。

 

 

 

リアルに話すことでわかることがある
リアルを知ってもらうことで変わることがある

リアルな場で人に会って、

実際に口を開いてみる=話してみるのが大事なんですよね。

僕がしていたママの座談会でも、

本来知り合い同士なのに、座談会で話しているうちに

「あ、そんなことあったの!?」

なんてことが出てきたりします。

いつも話をしている仲なのに知らない。

 

 

じゃあ、いつもと何が違うかというと

テーマを持って、話してみましょう。というのが良いんですね。

親しい仲でも話しているようで、

実は話していないことはたくさんあります。

 

 

 

ー声を集める。共感を集めていく。という感じですね。
私は、時間管理協会という協会を持っていて、
年末になると、手帳や時間管理のお話でテレビに出演したりします。

主婦は忙しいんですよ。という話をすると
でも、主婦が昼間テレビを見ているのは事実ですよ。
というテレビ局の方は多いんです。

 

違うんですよね。昼しか休めないんです。
朝は早くからみんなの食事や出かける準備をして、
夕方は、ご飯の準備。
昼間しかゆっくり出来る時間がない。
それが本当のところ。

なのに、ゴロゴロしているという風に取られてしまう。

 

 

なかなか24時間で考えるという感覚がないですよね。

 

 

−そう。
昼のテレビが主婦向けだとして、
主婦向けの番組を制作している人にまで、
実際のところが伝わっていない

 

理想では主婦の生活に寄り添うような
テレビ局であってほしいのに
主婦が持っている問題意識や生きづらさは
伝わっていないんです。

 

 

 

見える化していくことは大事ですよね。

仕事を早く帰って家にいるんでしょ。

子どもも欲しくて作ったんでしょ。

と言われると何も言えなくなっちゃう。

 

 

ママ向けのイベントをしたときに、思ったのですが

みんなピンポイントで空いている時間ってあります。

11〜13時とかですかね。

幼稚園のお迎えのリアルな動ける時間とかタイミングがある。

 

 

そこでやれること=選択肢とか

シチュエーションに合わせて発信しないとならないんですよ。

 

 

ー主婦の「生態」がわかってもらえていない。

 

 

働く主婦がワンオペで、自分の中で完結しているので

周りに伝わらず牧歌的なイメージになっているのが

問題かな。と思います。

 

ーちなみにズボラ主婦連盟の運営メンバーは主婦なので
会議をと思うと夜11時、とか朝5時とか
みんな深夜じゃないと時間がないんです。

 

ああ、たしかに。

在宅ワーカーさんは深夜に仕事しているって言ってましたね。

 

 

 

ーそうですね。
そしてそのこと一つとってもびっくりされる。みたいな。

僕が運営するサイトでも、

本当はどうなのか、どう思っているのかを細かく

ママたちに書いてもらいたいな。と思います。

そういうのをズボ連でも書いてもらえたらな。と

 

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働きすぎな日本の主婦を、みんなまとめてズボラにしたい!

この考えを日本中に広めるために、活動を応援していただける方を募集しています。
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さて。

 

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