【Zubo-Life Interview】ラクに楽しく生きるためにできること
母であることに自信を持っていいんですか?
子育てが始まると、その子らしく育ってほしいと思いながらも
あっという間に「ものさし社会」に巻き込まれやすくなります。
成長は?成績は?人としてちゃんとしている?しつけは?etc.
お母さんがたくさんの「こうあるべき」で悩んだとき
本当は「私はただ、笑顔で幸せになりたい」
子どもにもそうあってほしい。なのではないでしょうか?
学校という「ものさし社会」の入り口で
子ども達を通して見えてくる家庭のようすにいろいろ思い、
「お母さんがそのままでいいんだよ」を伝え続けている先生に
お話を聞いてきました。
自分の子育てに、自信をなくしたり苦しい気持ちになったとき、
【あ、私らしさってこれだ】を思い出すのがいいそうです。
【わたしこのままでいいんじゃない!!】って
心から笑顔にしてくれる先生
小塙雅多加さん(通称ばなな先生)
【プロフィール】
よかよか学院校長、あり方スクール創始者、大人気講師。
児童文学作家。元小学校教諭。
小学校教諭現役時代に、小学生の自己肯定感の低さに悩み、
自分を好きになる教科「自分科」、「かかりのじかん」を考案。
鋭い視点と観察力で本質を見抜き、人の才能や自分らしさを見立て
「それでいい」と承認する。
全国各地で開催しているお話会や講座、執筆活動を通して、
子どもから大人まですべての人に「それでいい」を伝え続けている。
子どもを想う気持ちそのままに、お母さんが「しあわせ」なら
その子どもたちはもっともっと「しあわせ」になれます。
ー菅原
インタビューの前にばなな先生のブログを拝見して
なんだかとってもほっこりした気持ちになりました。
一人ひとりが、そのまんまでいいんだよ。というのを
本当に心から言われているような気持ちになる
そんな思いを持ちました。
ーばなな先生
ああ、本当にそう思っています。
僕はずっと小学校の先生をしていました。
小学生ってね、お母さんが大好きで
お母さんに褒められたくて生きている。
そんな人達なんです。
言葉を変えると、お母さん次第でどうにでもなる。
お母さんはそれくらい子どもたちにとって大きな存在です。
ー菅原
お母さんから見たら、
そうなの?って感じかもしれないですが
そうなのですね。
ーばなな先生
子ども達が学校で、お母さんについて話すとき
とっても嬉しそうですよ。
そして、話していることって知っていますか?
うちのお母さん、こんなつまんない冗談言っててさっ!
うちのお母さん、下手な歌を大きな声で歌っているんだよ。
お母さん、自分もたくさん食べているのに、僕が食べると怒るんだよねー・・・笑
なんていいながら、みんな笑っています。
とてもあたたかな、嬉しそうな笑顔です。
ー菅原
親からしたら苦笑しそうな・・・笑
ーばなな先生
(笑)
子どもたちは、そういう
「人間っぽい」いつものお母さんが大好きです。
で、今の菅原さんがそうなように、お母さんは苦笑します。
もっというと、それがだめだと思ってしまうお母さんが多い。
お母さんが、お母さん自身を嫌い。という場合もたくさんあります。
講演中のばなな先生。
たくさんのお母さんが参加。お父さんの参加も多いのも特徴
ーばなな先生
子どもたちは、ランドセルに勉強道具だけじゃなくて
家庭のいろんなことを詰め込んで学校に来ます。
そして、学校でぶちまけていく・笑
学校にいると、
子どもたちを通して家庭が見えてくるんですよ。
お母さんは、お母さんってだけですごいんです。
タイヘンじゃないですか。子育てって。
理不尽なこともあるし、やることも多い。純粋に大変です。
そして子どもたちは、お母さんがどんなでも
【そのまんまのお母さん】が大好きです。
だから、お母さんも自分を好きでいい。
学校の先生をしながら、そういう活動をしてきて
今、本格的に取り組んでいます
お母さん一人ひとりに「かかり」=お母さん自身の使命や役割がある。
【自分らしいあり方】を見つけていくのが、よかよか学院
ー菅原
そのまんまを好きになる。
スボ連でも掲げているし、
いろんなところで耳にする言葉ですが、
ばなな先生はどんなふうに捉えていらっしゃいますか
ーばななせんせい
そのまんまでいいというのは、たとえば
「誰かの基準で評価しない」とか
子どもが自分に似ているところを見て、愛しいと思えるようになる
そんなところを目指しています。
よかよか学院でやっている「かかりの時間」で
お母さんが自分の好きなところを3つ上げてください。というワークがあるんです。
でも、3つ言えない方がいる。
あるいは1つ言うと、「でも、〇〇で・・」と否定に入る方もいます。
ー菅原
ああ。
ズボ連でも、「料理はできるけれど、掃除は苦手で・・・」
という主婦の方に、よくお会いします。
ーばなな先生
似ていますね。
母になってしあわせか?というと、いろんな条件をつけて
しあわせじゃないと思いがちです。
でも、僕から見たら
そこまでやらなくてもいいんじゃない?
ということもたくさんあります。
〇〇せねばならない。というのがとっても多い。
よかよか学院では、その「ねばならない」を外していくワークや
お母さん同士のつながりを提供しています。
目指しているのは、お母さんが、自分の小学校3、4年生の頃の気持ちに戻ることです。
小学校3、4年生の頃の自分を思い出すと、見えてくる。
お母さんが「自分らしさ(本質)」に気づくと、子どもも安心します。
ー菅原
小学校3、4年生には、何があるんですか?
ーばなな先生
その人の「本質」があると思っています。
小学校3、4年生の頃にしていたこと、
頼まれなくってもやってしまったこと。
よかよか学院では、それらを「かかり」と呼んでいます。
そして、面白いんですけど、
お母さんが「かかり」をして思い出すとと
自分のことを「それでいい」っていいたくなります。
ー菅原
「かかり」ですか
ーばなな先生
そう、「かかり」。
子どもって、どういう人達かというと
20秒で本質を掴む人たちです。
例えば、大人がウソをつくと 子どももウソをつきます。
ウソにとても敏感です。
そして子どもたちは、
いくつになっても「今」ここにフォーカスし続けられる。
そういう人たち。
で、それは子どもたちが幼いからそうなのかというと逆で、
人がもともと持っているものなんですね。
お母さんも「今」にいると
ゲラゲラ笑ってすごいいい笑顔になる。
でも、
「あ、ゲラゲラ大きな口開けて笑ってしまって恥ずかしい」
なんて、ふと冷静になってしまうと
「今」から離れてしまいます。
そして子どもたちが見ているお母さんは
「今」のお母さんです。
お母さんが3.4年生の頃の気持ちを思い出す中で
笑ったり、追体験をしていくと、
だんだん「そのままの私でいい」ということを
体感していかれます。
するとね
子どもも「今」にいていいんだ。
僕は僕のままでいいんだ。
自分に嘘をつかなくていいんだ。って思えますよね。
子どもは大人を見て育つと言うけれど、
大人が自分にウソをつかないと、子どももウソをつかない。
ー菅原
なるほど、大人が自分に嘘をつかない。
うちの子どもがね、私のことを見て
「お母さん、悩みあるの?毎日楽しそうに、好きなことしかしないじゃない」
っていいます・笑。
ズボ連のメンバーとしてはちょっと自慢です。
でも、私の母は私のことを「ぐうたら」といいます・笑
長いこと「ぐうたらじゃいけないんだ」と言われて生きてきたんですけど
今思うと3〜4年生の頃の私は「ぐうたら」でした。
ほっとかれたら、
冬はこたつを背負って生きているような子どもでした・笑
褒められるから頑張っていた感はありますが^^
できればゴロゴロと本を読んでいたかった・笑
あとは、ちょこちょこっと掃除をしていくとか(きれい好き)
生き物を飼うとか、
3〜4年生の頃好きだったのは今も好きです。
やっていることというか、
そこの質感みたいなものは確かにおんなじ。
3,4年生が「本質」ってそうですね
ーばなな先生
ズボ連代表の浅倉さんも、そう言ってくれていて
3、4年生・・・?って言われていたんですけど、
話していくうちに、ご自身の内面に入っていかれていました。
そう、みんなね、自分の中に入っていくと
いろんなことを思い出します。
そこが肝心だと思っています。
そしてね、それが子どもにとっての「教育」で
学校では出来ないすべての教えの始まりです。
だからまず、お母さん自身が【話してみること】から始めるといいんですよ
(つづく)
インタビューのご紹介は続きます。 次回もお楽しみに。
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この記事のライター * * * * *
菅原陵子(りょうこ先生)
●親子・夫婦・子どもを整えるカウンセラー
●365日お母さんができる
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